武蔵野三十三観音ー第九番札所ーーー実蔵院

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実蔵院は所沢市の中心街に面しているのですがお寺の中はとても静かなところです。
真言宗豊山派山号は「野老山」、天平七年(1352)南北朝時代の武将「新田義興」によって開基されました。
寺の古文書等は宝暦3年(1753)と文政7年(1824)の2度の大火で焼失してしまい、詳しい縁起等は残されておりません。
境内には毘沙門天堂・聖観世音菩薩像があり、又、可愛いお地蔵さんも何体か置かれています。
所沢の歌人「三ヶ島葭子」のお墓もあり、義弟に俳優の「左卜全」がおりました.

ここの参道では「三八の市」が開かれます、歴は古く江戸時代の頃に始まり、
所沢の中心街の御幸町~元町にかけての銀座通りで開かれていたのがのちに実蔵院の参道で開かれるようになりました。
又、「新三八の市」として毎年3月の第2日曜に所沢市内のあちこちで開催され大変な賑わいをしています.

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実蔵院山門